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コラム

リフォーム費用の相場と賢く抑えるコツ

2025.05.31
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住宅のリフォームを検討する際、最も気になるのが「費用」です。リフォームの内容や規模によって費用は大きく異なるため、事前にどのくらいの予算が必要かを把握しておくことが重要です。

本記事では、キッチン・バスルーム・リビングなど、場所別のリフォーム費用の相場を詳しくご紹介するとともに、費用を抑えるためのコツや注意点についても解説します。これからリフォームを考えている方にとって、費用の目安を知ることは計画の第一歩となるでしょう。

リフォーム費用は、内容や規模、使用する素材によって大きく異なります。ここでは、代表的な場所ごとに費用相場をご紹介します。

 

キッチン・バスルーム

キッチンやバスルームのリフォームは、費用が比較的高くなりやすい場所です。設備や内装を一新する場合、材料費や工事費が高額になる傾向があります。

 

・キッチンリフォームの相場

システムキッチンの交換、カウンターの増設、収納の追加などを行う場合、一般的な費用は約100万〜150万円程度が相場です。高級な素材を使用したり、最新の設備を導入すると、200万円以上かかることもあります。

・バスルームリフォームの相場

ユニットバスの交換やタイルの張り替え、シャワー設備の追加などが含まれます。ユニットバスの交換では、費用は約100万〜120万円程度が目安です。グレードの高いものを選ぶと、200万円以上になる場合もあります。


リビング・ダイニング

リビングやダイニングのリフォームは、壁紙の張り替えやフローリングの交換、照照明の変更などが主な内容です。

 

・リビングリフォームの相場

間取りの変更や床の張り替え、壁の塗装など内容によって費用は異なります。一般的には床のフローリング交換で約100万〜150万円が相場ですが、素材やデザインにこだわるとさらに高くなります。

・ダイニングリフォームの相場

ダイニングもリビングと同様に床や壁、照明などの変更が中心となります。ダイニングの床材交換や壁紙のリフォームは、約90万〜120万円程度が相場です。間取り変更や収納の追加などがある場合は、さらに費用は増えます。


床・壁の張り替え

床や壁のリフォームは全体の印象を左右する重要な部分です。フローリングやタイルの交換、壁紙の張り替えは、比較的低予算で済むことが多いですが、選ぶ素材によって費用は変動します。

 

・床の張り替え費用

フローリングやクッションフロアの張り替えは、部屋の広さや素材によって異なります。フローリングの場合、1坪あたり約1万〜3万円が相場で、20坪の部屋であれば20万〜60万円程度の費用がかかります。タイルやカーペットに変更する場合は、さらに高額になります。

・壁の張り替え費用

壁紙の張り替えは、約5〜10万円が相場です。規模の大きい部屋であれば、20万円程度かかる場合もあります。ただし、高級な素材やデザインを選ぶと費用は大きく変動します。


外壁・屋根

外壁や屋根のリフォームは、家の耐久性や外観に大きく影響するため重要です。特に築年数が古く、劣化が進んでいる場合は、早めのリフォームが推奨されます。

 

・外壁のリフォーム費用

外壁の塗装や張り替えは、家の規模や使用する素材によって費用が異なります。外壁の塗装の場合、約90万〜120万円が相場です。塗装の種類や家の面積によって費用が大きく変動します。
また、外壁材を交換する場合は、150万円以上かかることもあります。

・屋根のリフォーム費用

屋根のリフォームも、「塗装」や「葺き替え」によって費用が異なります。
屋根の塗装を行う場合は、約50万〜100万円が相場です。
一方、屋根の葺き替え(瓦やスレートの交換)を行う場合は、100万円以上かかることもあります。


リフォーム費用を抑えるコツと注意点

リフォームを成功させるためには、予算内で理想を実現するための「工夫」と「計画」が欠かせません。
ここでは、費用を抑えるためのポイントや注意すべき点を解説します。

予算オーバーを防ぐためのチェックポイント

リフォームの予算を管理するためには、事前にしっかりとした計画を立て、細かな費用を見積もることが欠かせません。
以下のポイントを確認して、無駄な出費や予算オーバーを防ぎましょう。

 

1.優先順位を明確にする

すべての希望を一度に叶えるのは難しい場合もあります。家族の生活に直結する場所や、老朽化が進んでいる部分から優先的に手を入れましょう。

例えば、キッチンやバスルームのように家族がよく使う場所を最優先にリフォームし、他の箇所は後回しにするのも一つの方法です。

2.予備費を確保しておく

予想外のトラブルや追加工事に備えて、全体の予算に10〜20%の予備費を組み込んでおくと安心です。これにより、急な費用が発生しても柔軟に対応できます。

また、業者と契約を交わす際には、予備費の取り扱いや、追加費用が発生した場合の対応についても事前に確認しておくと、より安心です。


DIYとプロの使い分けでコストを抑える

リフォームでは、DIYで対応できる部分とプロに任せるべき部分をうまく見極めることが費用削減の鍵です。

DIYで対応できる作業

・壁紙の張り替え
・家具の塗装
・照明の取り付け(簡易的なもの)

これらの作業は初心者でも取り組みやすく、材料費のみで済むためコストを抑えることが可能です。

プロに任せるべき部分

・電気工事
・配管工事
・構造に関わる修繕や補強

これらは専門知識と技術が必要で、安全性や耐久性に関わるため、必ずプロに依頼しましょう。間違った施工は後々のトラブルや追加費用につながる可能性があります。


信頼できる業者を選ぶポイント

リフォームを成功させるには、信頼できる業者選びが欠かせません。以下のポイントを押さえて、慎重に業者を選びましょう。

1.複数社から相見積もりを取る

見積もりは複数の業者に依頼し、価格やサービス内容を比較しましょう。
価格だけでなく、工事の内容、使用する材料、工期なども同じ条件で確認することが大切です。これにより、無駄な費用やトラブルを防ぐことができます。

2.口コミや評価をチェックする

インターネットや知人の紹介などで情報を集め、信頼性の高い業者を選びましょう。良い評価を受けている業者は、信頼性が高く、予算内で高品質な仕上がりを期待できます。

3.契約内容を細かく確認

契約前に、作業内容・費用・納期などを詳細に確認しましょう。曖昧な点があれば、契約書に明記してもらうことが大切です。
また、追加費用が発生する場合の条件も確認し、予め合意しておくことが重要です。

4.現地調査を依頼する

見積もりを依頼する際は、必ず現地調査をしてもらうようにしましょう。現地の状態を見てからでないと、正確な見積もりを出すことはできません。また、業者が現地調査をきちんと行うことで、リフォームの完成度やトラブルを未然に防ぐことができます。


リフォーム費用の予算設定方法

リフォームを計画するうえで、現実的な予算を組むことはとても重要です。ここでは、無理なく理想を実現するための予算設計のステップを紹介します。

リフォームの目的を明確にする

リフォームの目的によって、必要な費用は大きく変わります。
・設備の交換(キッチン・バスなど)
・全体の改装
・部分的な修繕 など

まずは目的をはっきりさせ、それに応じた工事内容をリストアップし、無理のない範囲で必要な設備や工事内容を選定し、予算を設定していきましょう。

 

予算内で理想を叶える工夫

理想のリフォームを実現するには、以下のようなバランス感覚が必要です。
・優先度の高い箇所に予算を集中させる
・装飾や設備のグレードにメリハリをつける
・高級素材にこだわりすぎない

たとえば、キッチンの設備は充実させつつ、壁紙や照明はシンプルなデザインにするなど、全体のバランスを取りましょう。

 

事例を参考にして予算感をつかむ

インターネットのリフォームサイト、専門誌、SNSなどでは、実際のリフォーム事例が多数掲載されています。以下のような情報を参考にするとよいでしょう。
・同じような規模・目的の工事費用
・使用された設備や素材
・地域ごとの価格差
・業者選定のポイント

同じ地域でリフォームを行った場合、地域ごとの相場も理解できるため、予算の設定に役立ちます。事例を集める際は、実際にかかった費用だけでなく、使用された素材や工事内容、業者の選定なども確認しておくと良いでしょう。
また、友人や家族の体験談を聞くのも効果的です。具体的な金額や工事の流れが見えることで、より現実的な予算が立てられます。


リフォーム費用の内訳と知っておくべきこと

リフォーム費用は、大きく分けていくつかの項目に分類されます。それぞれの項目の内訳を理解することで、全体の予算管理がしやすくなり、無駄な出費も防げます。

ここでは、リフォーム費用の内訳と、それを支払うための資金調達方法について紹介します。

 

主な費用項目

① 工事費用

工事費用は、リフォームにおける最も重要な費用項目で、実際の作業にかかる費用です。具体的には、施工業者への支払い、作業の進捗状況に応じた支払い、工事にかかる資材や機材の使用料などが含まれます。

工事費用は、リフォームの規模や内容によって大きく異なり、例えば、キッチンやバスルームの設備交換の場合、比較的小規模な工事でも数十万円から数百万円と幅があります。

② 設計・デザイン費用

リフォームを進める上で、設計やデザインを依頼する場合は、その費用も発生します。設計士やデザイナーによる間取りの変更やインテリアのデザイン案を作成してもらうことが多いです。

この費用は、設計の難易度やデザイナーの経験によって異なりますが、一般的には数万円から数十万円ほどとなります。デザイン性の高いリフォームを目指す場合、設計費用が高くなることが多いです。

③ 材料費用

リフォームに使用する材料費も大きな費用項目となります。床材や壁材、タイル、ペンキなど、使用する材料によって費用が大きく変わります。例えば、一般的なフローリングと高級素材のフローリングでは、費用が数倍違うことがあります。

また、カスタマイズされた材料や高級なインテリアを選ぶ場合も、材料費は高くなります。材料の選定によって、全体の費用が大きく影響を受けるため、予算に合わせた選択が求められます。

④ 人件費

リフォームにおいては、施工を行う職人やスタッフへの人件費も必要です。職人の技術や経験、作業の難易度によって人件費は異なります。一般的には、工事の規模が大きくなるほど、人件費も増加します。

また、工事にかかる期間が長い場合、その分人件費も増えるため、効率よく進めることがコスト削減につながります。


リフォーム費用を支払うための資金調達方法

① 住宅ローンの利用

リフォームを行う際、住宅ローンを利用することができます。住宅ローンの残高を利用してリフォーム費用を支払うことができ、低金利で長期間の返済が可能なため、負担が少ないという利点があります。

しかし、住宅ローンを利用するためには、銀行の審査を通過する必要があり、融資額の上限や返済条件に注意が必要です。

② リフォーム専用ローンの利用

リフォーム専用ローンは、リフォーム費用専用のローンで、リフォームを行うために必要な資金を融資してもらうことができます。このローンは、金利が比較的低く、返済期間もリフォームの内容に応じて設定できる場合が多いため、使い勝手が良いでしょう。

しかし、ローンの金額には限度額があり、融資を受けるためには一定の審査基準を満たす必要があります。

③ 貯金の活用

貯金を使ってリフォーム費用を賄う方法は、返済の心配がなく、金利もかからないため最もシンプルで経済的な方法です。しかし、全額を貯金で賄う場合は、預金を減らしてしまうため、リフォーム後の生活に不安が残る可能性もあります。

そのため、必要な額を一部だけ貯金で賄い、残りをローンで賄うという方法も検討する価値があります。


まとめ

リフォーム費用は、工事の内容や部屋の種類によって大きく変わります。
たとえば、キッチンやバスルームのリフォームは100万〜150万円程度が相場で、設備や素材にこだわるほど費用は高くなる傾向があります。

一方、壁紙や床の張り替えが中心となるリビングやダイニングのリフォームは、90万〜150万円程度が目安です。フローリングや壁紙の張り替えは比較的低予算で行える工事ですが、選ぶ素材によって費用が変動します。

また、外壁や屋根のリフォームは、住宅の耐久性や外観に直結するため重要な工事です。相場の目安としては、外壁塗装が約90万〜120万円、屋根塗装が約50万〜100万円です。費用をできるだけ抑えるためには、あらかじめ予算を決めたうえで「優先順位」を明確にすることが大切です。

さらに、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することで適正価格での施工が期待できます。

リバータスでは、リフォームの多岐にわたる工程を一括で対応し、低コストかつ高品質なリフォームを実現しています。
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