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コラム

【2027年問題】蛍光灯がなくなる前に!光熱費も削減できるLED交換リフォーム工事

2025.09.16
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蛍光灯がなくなる「2027年問題」とは?

「そろそろ電球が切れそう…」
もしそのとき、交換用の蛍光灯が手に入らなかったらどうしますか?

実は2027年末までに、一般照明用の蛍光灯の製造・輸出入が段階的に禁止されます。これは国際条約『水銀に関する水俣条約』に基づくもので、この決定によってメーカーは次々と生産を縮小・終了し、市場の在庫は減少しています。今後は「在庫切れ」や「価格高騰」が起こる可能性が高まります。

蛍光灯は突然切れることがあります。切れてから慌てて探しても在庫がなかったり、工事業者がすぐに対応できなかったりして、不便を強いられる恐れがあります。
選択肢が豊富で価格も安定している「今」こそ、計画的にLED照明へ切り替えるべきタイミングです。

この記事では、「蛍光灯のない時代」に備えて、LEDに交換すべき理由とメリットを解説します。

蛍光灯の製造・輸出入禁止の背景

2027年から蛍光灯が使えなくなる理由は、地球環境保護のための国際的な取り決めです。まずはその内容を正しく理解し、備えることから始めましょう。

国際条約「水俣条約」とは?

2017年に発効した「水銀に関する水俣条約」は、かつて日本で深刻な公害病を引き起こした水銀による健康被害や環境汚染を世界規模で繰り返さないために採択された国際ルールです。

2023年11月に開催された第5回締約国会議(COP5)で規制対象がさらに拡大され、これまで規制対象外だった一般照明用の蛍光ランプ(蛍光灯)の製造・輸出入は、段階的に規制され2028年1月1日以降は全て禁止となります。

対象となる主な蛍光灯

直管蛍光灯(T5、T8、T12など)
オフィス、工場、店舗、学校、そして一般家庭のキッチンなどで最も一般的に使用されている棒状の蛍光灯。

コンパクト蛍光灯(CFL-ni)
電球のような形で、ダウンライトやデスクスタンドなどで使われることが多い蛍光灯。

冷陰極蛍光ランプ(CCFL) / 外部電極蛍光ランプ(EEFL)
液晶ディスプレイのバックライトや装飾照明などに使用される特殊な蛍光灯。

特殊な用途のものを除き、一般的に蛍光灯として認識される多くの製品が対象となります。
※禁止となるのは「製造・輸出入」であり、既に設置・流通済みの在庫使用は禁止されません。


蛍光灯を使い続ける3つのリスク

「まだ新しいから大丈夫」と思っていても、思わぬ不便や出費につながる可能性があります。ここでは、蛍光灯を使い続けることで起こりうるリスクを3つの視点から確認してみましょう。

①在庫切れ・価格高騰

メーカーが生産を停止すれば、市場に出回る蛍光灯は在庫限りとなります。特に特殊なワット数や形状、あるいは特定のメーカーの製品は年々入手が難しくなります。

突然リビングの照明が切れたとき、予備の買い置きもなく、家電量販店やホームセンターを何軒もハシゴする…。そんな「照明難民」になってしまう事態になりかねません。

インターネットで見つかる場合もありますが、需要に対して供給が追いつかなくなれば価格は高騰します。数百円で買えたはずの蛍光灯が、数千円以上の高値になる可能性もあります。

②突然の交換による生活・業務への支障

照明が切れるタイミングは選べません。多くの場合、それは夜間や休日など、すぐに行動するのが難しいときに起こります。

【ご家庭の場合】

夜、家族が団らんしているリビングの照明が突然消えたらどうでしょう。食事や勉強ができなくなり、スマートフォンのライトを頼りに過ごさなければならないかもしれません。特に、高齢者のみの世帯では、暗がりでの転倒など、思わぬ事故につながる危険性も高まります。

【オフィスや店舗の場合】

業務中に照明が一斉に切れると、作業効率が大幅に低下し、社員の安全確保も難しくなります。店舗では営業ができず、その日の売上を失う恐れもあります。

こうした緊急事態の後で、慌ててLED照明の設置業者を探し始めるのは非常に困難です。どの業者が信頼できるのかを比較検討する余裕もなく、言われるがままに高額な契約を結んでしまったり、工事の日程が合わず数日間照明のない不便な状態が続く可能性もあります。

③水銀廃棄の負担

蛍光灯には微量ながら有害物質である水銀が含まれており、一般ごみとして処分することはできません。「産業廃棄物」(または自治体の定める特定品目)として、法律や条例に従い適切に処理する必要があります。

【ご家庭の場合】

多くの自治体では、蛍光灯を「有害ごみ」「危険ごみ」などに分類し、公共施設や家電量販店に設置された専用の回収ボックスに入れるよう定めています。持ち運ぶ手間がかかるうえ、割れてしまうと水銀が飛散する危険性があるため取り扱いにも注意が必要です。

【オフィスや法人の場合】

事業活動で出た蛍光灯は、家庭ごみとして捨てられないため「産業廃棄物」として処理する必要があります。これは法律で定められた義務です。正規の許可を持つ産業廃棄物処理業者に委託し、マニフェスト(産業廃棄物管理票)を発行・管理するなど、非常に面倒な手続きと処理費用が発生します。



今こそLED照明に切り替えるべき4つの理由

蛍光灯を使い続ける課題を解決し、計画的にLEDへ交換することは、単に「不便を回避する」だけではありません。暮らしやビジネスをより快適にし、多くのメリットをもたらします。なぜ「今」がベストタイミングなのか、その理由を4つご紹介します。

1.圧倒的な長寿命

LED最大の魅力は、その驚異的な寿命の長さです。

蛍光灯:約6,000~12,000時間
LED:約40,000~50,000時間

蛍光灯のおよそ4倍~8倍に相当し、1日10時間点灯しても10年以上交換が不要です。

一度交換すれば、面倒なランプ交換の手間から長期間にわたって解放されます。特に吹き抜けの高い天井や階段の上、工場の高所など、交換作業が困難で危険を伴う場所では大きな利点となります。脚立や足場の準備も不要となり、転倒・落下のリスクも減らせます。

「電球交換」という作業がほぼなくなることは、時間的にも心理的にも大きなメリットです。

2.電気代の大幅削減

LEDは蛍光灯に比べて消費電力が約1/2~1/3と非常に省エネ。毎日の点灯時間が長いほど、節約効果は大きくなります。

【シミュレーション】

40W形の蛍光灯10本を、同等の明るさのLED(20W)に交換した場合

蛍光灯:40W × 10本 × 10時間/日 × 250日/年 = 1,000 kWh
LED:20W × 10本 × 10時間/日 × 250日/年 = 500 kWh

年間で500kWhもの消費電力を削減でき、約15,500円節約になります(電気代31円/kWhの場合)。

照明の本数が多いオフィスや店舗、長時間点灯する施設ほど効果は絶大です。家庭では家計を軽くし、企業では経営コストを直接抑えることができます。

3.環境に優しく処分も簡単

LED照明は、環境保護の面でも優れています。

水銀不使用(RoHS指令準拠)
蛍光灯のように有害物質を含まないため、製造から廃棄まで環境への負荷を大幅に低減できます。SDGsへの貢献にもつながります。

CO2排出量を削減
消費電力が少ないため、発電時に発生するCO2の排出量削減に直結します。

処分の手軽さ
水銀を含まないため、自治体のルールに従い「資源ごみ」や「不燃ごみ」として処分できます(※事業者は産業廃棄物としての処理が必要な場合があります)。

4.プロに任せれば安全・確実

「工事が大変そう…」と思う方もいますが、実際にはプロに任せれば安全で確実に交換できます。

蛍光灯器具には、電流を安定させるための「安定器」という部品が内蔵されています。この安定器は、照明器具本体と同じく10年〜15年で寿命を迎え、劣化が進みます。劣化した安定器を使い続けると、

・余分な電力消費
・異音やちらつきの発生
・煙や火災につながる危険

といった、深刻なトラブルを引き起こす危険性があります。

「ランプだけを交換できるLED」も市販されていますが、安定器が劣化している場合これらのリスクは解消されません。プロによる工事では、古い安定器を撤去し、LEDチップに直接電力を供給する「バイパス工事」を行います。これにより、安全性と省エネ効果を最大限に高めることができるのです。10年以上使用している器具は、ランプ交換だけでなく、器具全体を診断してもらうことをおすすめします。


プロに任せるLED交換工事の流れ

「工事」と聞くと、大掛かりで時間がかかるイメージを持つ方も多いかもしれません。しかし、専門のプロに任せれば、LEDへの交換は驚くほどスムーズに進みます。ここでは、一般的なLED交換工事の流れを4つのステップでご紹介します。

1.現地調査・お見積り

まずは、専門のスタッフがお客様のご自宅やオフィスへ訪問します。

現在の照明環境の確認
設置されている蛍光灯の種類、器具の数、天井の高さ、配線の状況などを詳細にチェックします。

ヒアリング例
・「もっと明るくしたい」「今の明るさを維持したい」などの照度のご要望。
・「温かみのある光がいい」「集中できる白い光がいい」といった色味(色温度)の希望。
・「リビングは調光・調色機能がほしい」「事務所は文字が見やすい高演色タイプがいい」など、利用シーンに合わせた機能。

これらを踏まえ、最適なLEDプランと分かりやすいお見積りをご提案します。不安な点はこの段階で何でもご相談ください。

2.交換方法の選定

現地調査の結果とご要望をもとに、最も安全でコストパフォーマンスの高い交換方法を判断します。主な交換方法には、以下の2種類があります。

器具ごとの交換
照明器具そのものを、LED専用の新しい器具に丸ごと交換する方法です。デザインを一新できるほか、最新の機能を備えた器具を選べるメリットがあります。10年以上使用して安定器だけでなく器具本体の劣化も進んでいる場合に、最も安全で確実な方法として推奨されます。

バイパス工事(配線工事のみ)
既存の照明器具はそのまま活かし、内部の安定器を取り外してLEDランプに直接つながるように配線を変更する工事です。器具のデザインを気に入っている場合や、コストを抑えたい場合に有効な選択肢となります。

築年数や器具の状態、ご予算を総合的に考慮し、プロが最適な方法をご提案します。

3.施工

工事日時が決まったら、経験豊富なスタッフが伺います。

養生:まず、作業場所の周辺にある家具や床、壁などが汚れたり傷ついたりしないよう、シートなどでしっかりと保護(養生)します。

施工:事前に決定した方法(器具交換またはバイパス工事)で、手際よく作業を進めます。

作業時間は、照明器具1灯あたり約10分~15分が目安です。お部屋の数や工事内容にもよりますが、一般的なご家庭であれば、半日もかからずに全ての作業が完了することがほとんどです。

4.点灯確認・完了

最後に、お客様立ち会いのもとで仕上がりを確認します。

点灯確認:全ての照明が問題なく、確実に点灯することを一つひとつ確認します。

操作説明:もし調光(明るさ調整)や調色(色味調整)といった機能がある場合は、リモコンの操作方法などを分かりやすく丁寧にご説明します。

清掃・片付け:作業で出たゴミや古い蛍光灯などを責任をもって回収し、作業場所をきれいに清掃して、すべての工程は完了です。

このように、プロに任せればLED交換工事は手間なくスムーズ。安心して快適な照明環境が手に入ります。


リバータスが選ばれる理由

LEDへの交換を考えると、
「どこに相談すればいいの?」
「見積もりはどうなる?」
「工事は誰がやるの?」
「古い蛍光灯はどうやって捨てればいいの?」
など、さまざまな疑問や不安が出てくるものです。

リバータスなら、そのすべてを一つの窓口でお引き受けします。

・現地調査・診断
・最適なプランのご提案とお見積り
・専門スタッフによる安全で確実な施工
・面倒な使用済み蛍光灯の適正な廃棄処理
・キッチン・浴室・内装などリフォーム全般にも対応

面倒なことをすべて任せられる、安心のトータルサービスを提供します。

まとめ:蛍光灯がなくなる前にLED照明で安心・快適に

蛍光灯はすでに製造終了が決まっており、今後は市場からなくなるのも時間の問題です。
だからこそ、まだ製品が流通している今が、計画的にLEDへ切り替えるチャンスです。

LEDへの交換は、
・長寿命で交換の手間を削減
・省エネで電気代を節約
・環境に優しく社会貢献にもつながる
・快適で安全な空間を実現

単なる“対策”ではなく、暮らしやビジネスをより良くするための未来への投資です。

「うちの照明だと工事はどうなる?」「費用は?」
そんな疑問にも、私たちリバータスが丁寧にお答えします。
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